沈香の香りを生み出す酵素を富山大学が発見!

沈香の香りを生み出す酵素を富山大学が発見!
 
1月18日の北日本新聞に掲載された記事です。
 
沈香は人工的に作る事が出来ないので高価な素材です。
バクテリア等の作用により偶然出来上がる産物なのです。
 
お線香の原材料ともなる物ですが、薬の材料でもあります。
六神丸には麝香や沈香が調合されています。
ご存知でした?!
古来、お香はお薬でした。
香りを体内に取り込むことは魔除けになるとも信じられており、
節句の七草粥、柏餅、粽、菊酒などを口にするのも香りパワーで身を守る為にでした。
 
 
 
お香業界は仏壇仏具業界とは繋がりが深い業界。
「沈香」の中で最も香りの良い物が最高級の「伽羅きゃら」。
「伽羅」「羅国らこく」「真那加まなか」「真盤まなばん」
「寸門多羅すもんだら」「佐曽羅さそら」が「六国りっこく」
と呼ばれ、産出国や香りの系統によって分類されています。
「六国」に入れなかったのがただの沈香なのですが、
沈香自体が減っているので、ただの沈香でも値段は高くなる一方。
20年前、伽羅の刻み香で1g8,000円程だったと記憶していますが、
現在は1g25,000円~ってところでしょうか?
なかなかエグイ高騰をしています。
 
それが、人工的に作る方法が確立されたとしたら、
安定して材料が確保可能になる。
そう遠くない未来に人工栽培沈香で作られたお線香とか出来上がるでしょうね。
お香の未来に薬都・富山の研究開発が希望の光をもたらしてくれるなんて
富山県民として嬉しいニュースでした!
 
まずは、薬から?
我々のような仏壇店に届くのは遅そうな予感。
(でも伽羅は作れないに一票。)
 
店では香りの良い、沈香を使用したお線香のサンプルを差し上げています。
なかなか好評の香りで、病みつきになった方もいらっしゃいますよ。
「香木の空薫そらだき体験」では沈香香木をたいてみる事も出来ます。
お気軽にどうぞ〜。
 
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