サービス仏具でもお仏壇を可愛く! 

InstagramFacebookの方を頑張ってたら

ブログが疎かに・・・。5月は一度も載せていませんでした。

 

4月から値札・プライスカードの価格表示が

税込み金額の表示になったんですよね。

当店では1~2月の間に順次書き換えを始めていました。

税込表示だと結構な値上げ感がありますね・・・。

 

 

金仏壇や唐木仏壇の金額には、「仏壇・仏具一式」として、

お仏壇の中に入る各宗派に沿ったお仏具や経机、経本、座布団、

最初のおまいりに使用する線香や蝋燭、お手入れ用のハタキ等、

「追加で買わなくても大丈夫」な程に一式を揃えて販売しております。

「お盆だから経机サービスで付けときます」なんていう事はなく、

当然のように仏具を揃えてお届けして来ました。

これからもです。

(直接の礼拝の対象になる

本尊・両脇侍・位牌・法名軸は仏壇・仏具一式には含まれません。)

 

 

今まで、小型タイプのお仏壇や、家具調タイプのお仏壇の金額は

「お仏壇(本体のみ)」の価格で、使用するお仏具はお客様の必要や、

お好きな物を別途選んで頂き、加算していく方法にしていました。

が、今回の金額表示変更でプライスカードを書き換えるのに合わせ、

小型タイプや家具調タイプのお仏壇の金額には「お仏壇(サービス仏具付)」

として、必要最小限のお仏具はセットにする方法に変更しました。

しばらくこの方法で販売していきます。

 

サービスでお付けする仏具は、

三具足(花立・火立・線香用香炉)、仏飯器1個、りん、りん布団、りん撥、

香合、香炉灰、掛軸用の鋲、お手入れ用ダスター、

宗派によって湯呑、が付いてきます。

 

選ばれたお仏壇の大きさにもよりますが、

だいたい1万~2万円以内程の安価な仏具です。

本山型の三具足をご希望の場合や、宗派によって必要な鳴り物、仏膳などは

その都度お知らせし、おまいりのスタイルやご予算等を伺った上で

別途ご準備する事と致します。

 

どういう仏具が入るかは「おまかせ」でお客様は選べません。

 

でも、そこはお仏壇に合わせてお仏具もコーディネートしています!

仏具のコーディネートは張り切ってしています!

お客様とお話ししてみた時の雰囲気や、実際に置かれるお部屋の感じ、

おまいりされるイメージも考えて、素敵な組合わせを心がけています。

 

 

↑ こんな感じとか♪

お客様はワイン色系の服をお召しの上品なおばあちゃまだったので、

藤色を基調にしたお仏具を合わせてみました。

 

せっかく素敵なお仏壇を選ばれたのに、

古めかしい仏具なんか合わせたら興ざめですもんねぇ。。。

同業他社さんの納入事例とか見てますとねぇ・・・

「野暮ったいなぁ」と思う事多々・・・。

 

あと、仏具の並べ方とかも違ってたりね・・・。←許せない。

その並べ方を参考にしてしまう人が出ないように願っています。

 

あとテレビとかで、「この仏壇は1000万!」とか自慢げに

紹介されてたりするけど、仏具は安価ランクの物が入ってたりとかね、

プラスチック仏具とかさ。←超許せない。買われた人を気の毒に思う。

私だったらもっとこうするのに!と残念でならない。

(いつか言ってやろう、書いてやろうと思っていましたが、やっと書けました。)

 

あ、あと、「本尊の掛軸サービスするよ」とか言ってくる所もダメですよ。

特に浄土真宗はお西さんもお東さんもお寺さんへお願いして

ご本山のお掛軸をお受けしてください。←念押し!

 

 

話し逸れましたが、

「仏壇・仏具一式」の方も宗派に沿った荘厳(しょうごん)をベースに整え、

打ち敷やりん布団などの柄物の組合せをあれこれ考えてみたり、

真宗以外の宗派で両脇の掛軸をお任せ頂いたら寸法出しから

使用する金襴の組合せも既製にには無い物で誂えたり、

当然のようにしています。

 

↑ お掛軸 ジャストサイズ!!

 

 

そういう訳で、木本仏具店はとにかく仏具のコーディネートには

力を入れてるって事なのです。

 

「荘厳」は通常「そうごん」と読みますが、

仏様の世界を荘る(かざる)場合には「しょうごん」と読みます。

 

お仏壇の主役は仏様です。

仏具は脇役ですが、仏様の世界を引き立て、輝かせるために、

日々のおまいりしていくために欠かせない大事なものです。

 

当社が発刊しているお寺様向けのカタログのタイトルは「御荘厳ごしょうごん」です。

各宗派それぞれに荘厳は難しく、勉強しても勉強しても勉強しても知らない事だらけで、

何年仕事しても「初めて知った!」という事だらけで、慣れる事がありません。

 

 

「仏具の荘厳」と言っても一般には何の事かも分かって頂けない事が大多数なので、

最近は「仏具のコーディネート」という伝わり易い言葉を使うようにしていますが、

「荘厳」の難しさや深さを痛いほど分かっているからこそ、

常に「これで良いのか?良かったのか?」不安と心配が付き纏い、手を抜かず、

仏具の世界を考えているのです。

 

今も、真言宗のお客様への荘厳を楽しく悩みながら考えています。

 

 

 

#仏壇 #仏具 #仏具のコーディネート #荘厳 #しょうごん

#富山市丸の内 #仏壇富山 #木本仏具店