
2019.04.01
新しい元号「令和」
新しい元号が決まりましたね。
「令和」綺麗な元号だと思います。
出典も中国の古典ではなく「萬葉集」だといいなぁ、と思っていたのでこれも良かったです。
今年のお正月、習い事の先生のお宅で
「嘉辰令月歓無極」(かしんれいげつかんむきょく・かしんれいげつ歓び極まりなし)
の掛軸を拝見していて、「嘉辰令月」(良き日、良き月の意味)という言葉が綺麗だな、
と印象に残っており、「初春の令き月」と通じ嬉しかったです。
官房長官の発表で最初に出典は萬葉集、と言われて直ぐに手持ちの「萬葉集」の
本を開き、探しました。「梅の花三十二首の序文」という言葉を頼りに。
案外早く見つかりました。
分からない単語もありますが、お正月の宴の席と花鳥風月の清々しい
景色が想像出来る素敵な序文なのは私でもなんとなく理解出来ました。
桜の花が咲くのも嬉しいけど、梅の花が咲くのも嬉しいもんね~。
やっぱり、桜より梅を愛でる方が歴史的にも先で、「花 イコール 梅」なんだね。
店で発行する伝票類の年月日表記は西暦4桁にする事にしましたが、
お位牌の戒名書きなどに書き添える年月日は、昭和、平成と元号で書く事が
多いので、私たちの業界ではまだまだ日常的によく使っていますし、使い続けます。
「令」の字を「﹅」で書くのか「 | 」で書くのか、どちらも正しいそうですが、
お客様と相談しながら、注意して書かなければ、と店で話しています。
そんな訳で、自宅からお風呂用の小さいテレビを店に持ってきて、
店の女性スタッフと一緒に11時20分過ぎからお昼まで、NHKの中継を
みんなで視聴していた木本仏具店です。(途中、お客様が来られた為、一旦中断。
でも官房長官の会見には間に合ったのでした。だって歴史的な瞬間だから
気になって気になって仕方ないもんね!万葉集もみんなで見ました。
店で何故すぐ手元に万葉集があるのかは聞かないでください。)
平成もあと1か月。おめでたい機運にあやかりたいものです!
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