
2018.12.14
神棚のお掃除
社長の幼馴染みのAさんがご来店。
「もう何年もさぁ、掃除しとらんでさ、きれいにしといて~!急がんから!」
と言って神殿を持って来られました。
・・・確かにすごい埃! 全然掃除しとらんかったんやね、Aさん!
さて、ほんとに埃が凄いので、ささっときれいにしましょうか!
まず、中のお札を一端取り出します。
Aさん!お札を中に納める時はね、お札を包んでいるこの白くて薄い紙を
取ってからですよ。
埃が多いので、まずは毛ハタキで払います。掃除機をかけながら埃を吸います。
千木(ちぎ)の穴の所や堅魚木(かつおぎ)の隙間には埃がいっぱいです。
高欄の隙間や、擬宝珠の周り、床下も埃をはらい、狭い角部分はダスターと割り箸を使ってきれいにします。
割りばしは鉛筆削りで削って、先を細くしたものを使っています。
Aさんの神殿の屋根は板に筋彫をした、凝った屋根です。
溝にはこびりついた埃が白くなっています。
職人に相談したところ、軽く湿らした歯ブラシで筋に沿って優しく擦れば大丈夫!
とアドバイスをもらったので、やってみます。
(普通の板屋根や桧皮屋根にはやってはいけません。)
だいぶん年季の入った神殿なので、分かりにくいですが、
少し屋根の色が明るくなったし、全体的に艶もでたような気がします。
きれいになりました!
これで新しいお札を受けてこられて、入れ替えればお正月を迎えられます。
それにしてもAさん、
早く取りに来てください!
そろそろ預かってから1か月半が経ちますよ!
待ってます!!
毎年ブログで書いている、お札の並べ方についてはこちらをご覧ください。
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