神棚のお掃除

社長の幼馴染みのAさんがご来店。

「もう何年もさぁ、掃除しとらんでさ、きれいにしといて~!急がんから!」

と言って神殿を持って来られました。

 

・・・確かにすごい埃! 全然掃除しとらんかったんやね、Aさん!

 

 

 

さて、ほんとに埃が凄いので、ささっときれいにしましょうか!

 

 

まず、中のお札を一端取り出します。

 

 

Aさん!お札を中に納める時はね、お札を包んでいるこの白くて薄い紙を

取ってからですよ。

 

 

 

埃が多いので、まずは毛ハタキで払います。掃除機をかけながら埃を吸います。

千木(ちぎ)の穴の所や堅魚木(かつおぎ)の隙間には埃がいっぱいです。

高欄の隙間や、擬宝珠の周り、床下も埃をはらい、狭い角部分はダスターと割り箸を使ってきれいにします。

割りばしは鉛筆削りで削って、先を細くしたものを使っています。

 

 

 

Aさんの神殿の屋根は板に筋彫をした、凝った屋根です。

溝にはこびりついた埃が白くなっています。

職人に相談したところ、軽く湿らした歯ブラシで筋に沿って優しく擦れば大丈夫!

とアドバイスをもらったので、やってみます。

(普通の板屋根や桧皮屋根にはやってはいけません。)

 

 

だいぶん年季の入った神殿なので、分かりにくいですが、

少し屋根の色が明るくなったし、全体的に艶もでたような気がします。

 

 

きれいになりました!

これで新しいお札を受けてこられて、入れ替えればお正月を迎えられます。

 

 

それにしてもAさん、

早く取りに来てください!

そろそろ預かってから1か月半が経ちますよ!

待ってます!!

 

 

毎年ブログで書いている、お札の並べ方についてはこちらをご覧ください。

 

 

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