おんせん県別府市から宇佐市へ。宇佐神宮を参拝

さて、総会二日目。参加者の皆さんは別府の「地獄めぐり」をされたのですが、

私はそれに参加すると富山へ帰れなくなるので、早々に別府を出る事にしました。

(別府滞在時間19時間。もったいない。)

 

でも、せっかく時間と交通費を使い遠くまで来たので、小倉駅までの道中にある、

以前から参拝してみたかった「宇佐神宮」へ立ち寄る事にしました。

別府駅から宇佐駅まで特急で30分。駅からタクシーで10分です。

 

タクシーの運転手さんが、宇佐神宮マップを下さり、道中にも、

「あの山が、宗像三神の比売大神が最初に降り立ったとされる御許山(おもとやま)

ですよ。いまでも奥宮があって、誰も入れない禁足地です。」

と教えて下さいました。

 

宇佐神宮で私に許された滞在時間は1時間です。大急ぎで行きます!

 

さて、その前に、「一度行ってみたい」と思っていながら不勉強だったのですが、

これまでずっと名称を「宇佐八幡宮」だと思っていました。日本史で習った

「宇佐八幡神託事件の所」と覚えていたからです。なので別府の仏壇屋さんに

「宇佐八幡って別府から遠い?時間かかる?」と聞いたら、

「宇佐八幡? 宇佐神宮の事ですか?」と確認をされて、自分が思っていた名称と

違う事に気が付いたのです。

ホームページを見たら確かに「宇佐神宮」です。

 

そして「一度行ってみたい」と思った一番のきっかけが、数年前にニュースで見た、

「大分から宇佐の神様の御遣いが、奈良の東大寺を参拝した。奈良の大仏様に

宇佐の参拝方式である 二拝 四拍手 一拝 でお参りした。」という話題が

ずっと記憶に残っていたからです。

普段、私たちが神社をお参りする際は 二拝 二拍手 一拝 です。

でも宇佐では昔から「二拝 四拍手 一拝」でお参りすることが伝わっており、

この参拝方式は「宇佐神宮独自」の事だそうです。

確かこの話題を見た時に父も一緒に見ていて、

私が「へぇ~。変わってるね~。」と言ったら、

父が「恐らく、今の 二拝 二拍手 一拝 という参拝方法は明治時代になって

統一されたんじゃないかな? おそらく昔はその神社、神社で、

それぞれの参拝の仕方があったんじゃないかと思うよ。」と話してくれた事も

頭の片隅に有り続けました。(社長の勝手な私見です。)

今回、別府へ出張 → しかも小倉までの通り道! → 絶対に参拝せねばなりません!

寝不足からのハイテンションで行く事を決めました。

 

前置きが長すぎます。

 

さて、宇佐神宮です。

駐車場から仲見世通りを横目に最初の鳥居を過ぎ、神橋を渡れば

宇佐の聖域です。最初の黒男神社(くろおじんじゃ)をお参りし、

参道を進みます。宝物館などがありますが、スルーします。

御朱印所で御朱印帖を預け、手を清め、進みます。

 

道が2つにわかれました。「下宮」「上宮」。

「上宮」だけの参拝は「片参り」と言われてしまうそうなので、

とりあえず右側の「下宮」から参る事にします。

(しかし、それは間違いだと後で気が付く。上宮の後の帰り道で良かった。)

 

上宮も下宮も祀られている神様は同じです。

3つの御殿をそれぞれおまいりしました。

 

イチイグスをはじめ、多くの大木が参道の両側に繁っています。

別グループのガイドさんが言うには樹齢300年程とのこと。

聞きたいけど、時間が無いので進みます。

また大きな鳥居が建っています。鳥居をすぎれば上宮です。

 

石段が三か所あり、それぞれ、

向かって左)「一之御殿」八幡大神(応神天皇)

真ん中)  「二之御殿」比売大神(多岐津比売命・市杵嶋比売命・多紀理比売命)

向かって右)「三之御殿」神功皇后

がお祀りされています。

 

1カ所ずつ、石段を上がり、お賽銭、一旦降りて 二拝 四拍手 一拝 でお参りします。

興味だけで来てしまったので、大きな願い事はせず、

一之御殿  住所と名前、別府と宇佐に来られた感謝を述べ

二之御殿  商売繁盛

三之御殿  帰り道の安全

を祈願してきました。(充分か?! 充分欲張り過ぎましたかね?!)

 

七五三のお参りの御家族、初宮参りの御家族、観光客のグループ、

沢山の方が参拝に来ておられます。

 

 

二之御殿の前で振り返ると、長い階段が。

 

階段のそばには、遙拝所があります。

御許山(おもとやま)をお参り出来る場所。

山頂がなだらかで、神様も降りて来易そうだな、という感想。

 

 

お参りが済んだので、頒布所へ。

色んなお守り(交通安全、商売繁盛、家内安全etc …)やお札がありますが、

近年は(旅行等、富山県外で訪れた神社では)その神社のお札を求めて自宅の神棚へ

お祀りするようにしています。

宇佐神宮のお札と気になっていた「神楽鈴」の鈴守りをお受けしました。目的達成。

 

久しぶりにおみくじも引いてみます。

 

 

 

大吉です♪ しかもおみくじナンバー1番♪

数年前に、兵庫県の西宮神社で「凶」を引いて以来、全くいい事が無く、

割と大人しくしていたのですが、これでやっと上書き出来た気分です!

 

 

おみくじと一緒に入っていたのは・・・

 

黒男様(武内宿祢)のお守り!!!

 

 

「・・・・あぁ・・・なんだろうなぁ・・・一番最初にお賽銭ケチった所の神様!!」

やばい、ヤバイよ! なんかヤバイよ!

「お参りする所が多いから全部にはお賽銭出来ないな。厳選してお賽銭しよ。」って

一番最初にお賽銭スルーした所の神様です!!なんてこった!

何だか心の中を見透かされているような気分です(涙)

やっぱり、神様や仏様は何でもお見通しなんだな、って思い知らされているかのようです!

帰りに必ずお賽銭します!

 

 

 

時間がありません!急ぎます。

御朱印を受け取ります。

 

書いて頂いた御朱印を見て、「宇佐」って万葉仮名だなぁ、「伊勢」とかもそうだなぁ、

とっても奈良時代感あるなぁ、少し万葉仮名の勉強したいなぁ、とか思いました。

 

 

やばい、あと10分以内にタクシー乗らないと電車に間に合いません!

急いで黒男神社まで戻ります。

 

本当に失礼致しました。ごめんなさい。お賽銭入れます。(100円)

 

仲見世通りを横目に小走りです。

みかん、カボス、しいたけ、宇佐飴、やせうま(←どんな物か気になったけど確認出来ず。)、

お土産屋さんも見たかった。

タクシー乗り場が見えてきた。滞在時間、ぴったり丁度1時間。

これで電車に間に合います!

 

 

 

 

JR宇佐駅です。駅舎に五輪塔がありました。

宇佐市を含む国東半島一帯にある寺院群の総称を「六郷満山ろくごうまんさん」と言うそうです。

日本遺産にも認定されており、1300年に渡る神仏習合の文化が

今日まで受け継がれています。

 

 

もっと時間があったなら、富貴大堂、臼杵の摩崖仏(国東半島じゃないけど)、

熊野の摩崖仏、見てみたい所が沢山あります。

国東半島、世界遺産になればいいのに!と思うほどです。

 

 

別府の方に「別府って新興宗教とかも多いでしょ?」と聞いたら、

「色んな宗教が集まってくる。」と言っておられました。

小倉から別府に向かう時に感じた雰囲気とか、別府で見た山々、

別府から宇佐へ向かう電車で見た景色、不思議な雰囲気を醸し出していて

ちょっと何かにのめり込んでしまいそうな(引っ張られてしまいそうな)

信仰体験をした気分でいます。

 

 

多分ね、私、いつかまた大分県に行くと思う(^-^)

次に行くときはもっと予習してから行きますから!

 

 

長くなりましたが、以上、宇佐編でした。

 

 

 

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