昔のものシリーズ その1 続き

昨日のブログで、古い帳簿用のスタンプの事を書きました。

スタンプの中で気になる物がひとつ。

「金箔保証金」と書かれたハンコ。

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実態はよく分からないのですが、

近くにあった古い書類の束に関連していそうなものを発見。

 

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「金箔(金粉)出入台帳」という書類。

 

昭和24年頃、金箔は配給で入手していた模様。

曾祖父の名前があり、

〇月〇日 〇枚入手して、 何を作るのに何枚使ったか、何枚残ったか、を記録した書類。

 

戦後はやはり材料の調達が大変だったんですね。

先日祖母が、「商売屋だったから2階建ての建物を作ることを許可された」とか

古い話をしているなぁ、そんな戦後間もない頃の話しをされても・・・

と聞いていたのですが。

何でも自由に、希望のようには行かない時期、協力し合っていた時期が

あったのだと思い知らされます。

 

 

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富山県宗教用具商工業協同組合

県内の仏壇店や職人で組合を作り、金箔を調達、仲間内で融通しあったりしていたようですが、

この組合はとっくの昔に無いはずで、役割を終えて解散したのでしょう。

 

 

 

こういうものを見てしまうと、やっぱり捨てられない。

 

祖父や父も、処分するタイミングは何度もあったと思うのですが、

片付けの最中にこんなの見つけてしまったら、

「懐かしいもの見つけた!」  「面白いもん見っけ♪」

みたいな感じで、捨てられずに除けてしまったのだろうと予想。

(私がそうだから。)

 

 

この書類があった束の中から、

江戸時代の図案帖のような物も出てきたので、次はそれを載せますね。