
2016.07.18
お仏壇お届けしました
富山市内のお客様に修復仏壇をお届けしました。
富山型 200代 押込み三方開き 浄土真宗本願寺派
大きさが200代と大きく、なおかつ開いた扉が後方へスライドするという
(押込み三方開きという)初めてみるお仏壇でした。
下台の両サイドにも隠し引き出しまで!
実は修理で分解した際にこんなものが中から見つかりました
文政12年・・・西暦1829年 江戸時代後期に作られたお仏壇です。
1829年ごろというと歴史の教科書に載ってる「シーボルト事件」が1828年なので、
そのころですね。
となると、これが初めての修復ではなく、4回目くらいの修復だったのでしょうか?
明治時代頃の富山型とも欄間の入り方が異なるので、江戸期のお仏壇を知る上でも興味深いお仏壇でした。
またこれからの50年、100年、大切にお守りして頂きたいと願います。