お仏壇お届けしました

富山市内のお客様に修復仏壇をお届けしました。

富山型 200代 押込み三方開き 浄土真宗本願寺派

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大きさが200代と大きく、なおかつ開いた扉が後方へスライドするという

(押込み三方開きという)初めてみるお仏壇でした。

下台の両サイドにも隠し引き出しまで!

実は修理で分解した際にこんなものが中から見つかりました

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文政12年・・・西暦1829年  江戸時代後期に作られたお仏壇です。

1829年ごろというと歴史の教科書に載ってる「シーボルト事件」が1828年なので、

そのころですね。

となると、これが初めての修復ではなく、4回目くらいの修復だったのでしょうか?

明治時代頃の富山型とも欄間の入り方が異なるので、江戸期のお仏壇を知る上でも興味深いお仏壇でした。

またこれからの50年、100年、大切にお守りして頂きたいと願います。